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この手順は Potato の APT が現在の apt_preferences(5)
マニュアルページに記述
されている全ての機能をサポートしていないために分けて記述されています。
/etc/apt/sources.list
に stable ソースだけを
含めた後に、次を実行することにより、stable 版に必要な APT
と主要パッケージをアップグレードします。
# apt-get update # apt-get install libc6 perl libdb2 debconf # apt-get install apt apt-utils dselect dpkg
次にシステムの残りの部分を Woody にアップグレードします。
# apt-get upgrade # apt-get dist-upgrade
ネットワーク経由でパッケージを取得することにより、あるディストリビューション から他のディストリビューションにアップグレードすることができます。 アップグレード作業は次のように行います。
まず stable 用のリポジトリのクリーンなリストを取得します。
# cd /etc/apt # cp -f sources.list sources.list.old # :>sources.list # apt-setup noprobe
testing にアップグレードしたい場合、この新しいリストに testing ソースを追加します。 unstable にアップグレードしたい場合には、 unstable ソースも追加します。
# cd /etc/apt # grep -e "^deb " sources.list >srcs # :>sources.list # cp -f srcs sources.list # sed -e "s/stable/testing/" srcs >>sources.list # sed -e "s/stable/unstable/" srcs >>sources.list # apt-get update # apt-get install apt apt-utils
/etc/apt/sources.list
と /etc/apt/preferences
のチューニング技術については Debian
パッケージ管理の基礎, 第 3.2 節 をご覧ください。
上記に示したように /etc/apt/sources.list
と
/etc/apt/preferences
を適切に設定した後、システムの
アップグレードを開始できます。
しかしながら、Debian の testing ディストリビューションを 追いかけることには、更新されたパッケージはまず unstable に アップロードされ、後で testing に移って来るために、 セキュリティ修正を含むパッケージのインストールが 遅れるという副作用がありえるということに注意してください。
基本的なことは Debian パッケージ管理, 第 3 章 をご覧ください。そして、問題に 直面した場合は APT アップグレードのトラブルシュート, 第 3.3.2 節 をご覧ください。
dselect
を使用する
システムに -dev
パッケージなどを含む多くのパッケージが存在する場合、 dselect
を使用した次のような手段を用いたきめの細かいパッケージ 制御がお薦めです。
# dselect update # アップグレード前には常にこれを実行する # dselect select # 追加パッケージを選択する
dselect
を起動した時、現在の全パッケージが選択されています。
Depend, Suggest, そして Recommends
に基づく 追加パッケージがある場合、dselect
が入力を促すかもしれせん。 パッケージを追加したくない場合は、ただ
Q を押せば、 dselect
は再び終了します。
# dselect install
dselect
の install 作業中、パッケージの設定に関する質問に
いくつか答える必要があるでしょう。ですから、この過程のために時間とノート
を用意しておきましょう。dselect
, 第 3.2.3 節
をご覧ください。
dselect
を使用してください。 常に動作します :)
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Debian クイックリファレンス
CVS, 2007年 1月 18日 木曜日 11時54分39秒 UTC時間osamu#at#debian.org
tsuno#at#ngy.1st.ne.jp